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3DCGの仕事には何がある?モデラー・アニメーター・エフェクトなど職種を初心者向けに解説

投稿日:2026年6月20日 更新日:

ゲームや映画、アニメを見ていて、

「このキャラクターって誰が作っているんだろう?」

「映画の爆発や煙もCGなの?」

「CGを仕事にするって、具体的に何をするの?」

と疑問に思ったことはありませんか?

「CGクリエイター」という言葉はよく聞きますが、実は3DCG制作は一人ですべてを作っているとは限りません。

キャラクターの形を作る人。

キャラクターを動かす人。

服や肌の質感を作る人。

炎や煙を作る人。

映像として仕上げる人。

一つの作品が完成するまでに、さまざまな技術を持ったクリエイターが関わっています。

つまり、「CGの仕事がしたい」と思ったら、まずどんな職種があるのかを知ることが大切です。

この記事では、

  • 3DCGにはどんな仕事があるのか
  • 職種によって何が違うのか
  • どんな人に向いているのか
  • どんなソフトが使われるのか
  • ゲーム・映画・アニメなどで仕事はどう変わるのか
  • 未経験者は何から学べばいいのか

などを初心者向けに分かりやすく解説します。

「CGに興味はあるけれど、自分が何をやりたいのかまでは分からない」という人は、ぜひ参考にしてください。


コンテンツ

3DCGの仕事は一つではない

3DCG作品は、いくつもの工程を経て完成します。

例えばゲームに登場するキャラクターを作る場合でも、

キャラクターのデザインを考える

↓

立体的なモデルを作る

↓

色や質感を付ける

↓

動かすための仕組みを作る

↓

実際に動きを付ける

↓

光やエフェクトを加える

といった作業があります。

規模の大きな制作現場では、これらを複数のクリエイターが分担することがあります。

そのため3DCGの仕事を理解するときは、

「CGクリエイター」という一つの職業だけで考えないこと

がポイントです。

実際にCG・VFX分野では、モデラー、アニメーター、リガー、コンポジター、エフェクトアーティスト、VFXアーティストなど、さまざまな職種があります。デジタルハリウッド

では、それぞれどのような仕事なのでしょうか。


3DCGモデラー|キャラクターや物を立体化する仕事

3DCGの仕事としてイメージしやすいのが、3DCGモデラーです。

モデラーは、コンピューター上で立体的なモデルを制作します。

例えば、

  • 人間
  • ゲームキャラクター
  • モンスター
  • 動物
  • 車
  • 武器
  • 家具
  • 建物
  • 背景

などです。

ゲームでキャラクターの周囲をぐるっと回ると、正面だけでなく横顔や背中まで見ることができますよね。

これはキャラクターが一枚の絵ではなく、3次元のモデルとして制作されているからです。


キャラクターだけがモデリングではない

「モデラー=人間やキャラクターを作る人」

と思われがちですが、作るものはそれだけではありません。

ゲームなら、街や建物、木、岩、武器、小物なども必要です。

映画なら乗り物や背景、架空の生物などを作ることもあります。

建築分野なら住宅やビル、室内空間などを3Dで再現することもあります。

そのため同じモデラーでも、得意分野は人によって異なります。


モデラーに向いている人は?

例えば、

「キャラクターを作るのが好き」

「細部まで作り込むのが楽しい」

「フィギュアや造形が好き」

「物を観察するのが好き」

という人なら、モデリングの世界に面白さを感じるかもしれません。

3DCG制作ではMayaなどが使われるほか、より彫刻的な造形ではZBrushなども利用されています。デジタルハリウッド


テクスチャアーティスト|「質感」を作る仕事

3Dモデルは、形を作っただけでは完成ではありません。

例えば、同じ球体でも、

「鉄でできた球」

「木でできた球」

「ガラスでできた球」

では見た目がまったく違います。

そこで重要になるのがテクスチャです。

テクスチャ制作では、

  • 色
  • 汚れ
  • 傷
  • 木目
  • 金属感
  • 布
  • 肌

など、物体の表面に見える情報を作り込んでいきます。


「リアルに見える」を支える仕事

例えばCGで古い剣を作ったとしましょう。

ピカピカの銀色にするだけでは、新品のように見えてしまいます。

しかし、

刃に細かな傷を入れる。

金属部分に汚れを加える。

持ち手を使い込んだ革のようにする。

こうした質感を加えることで、

「何年も使われてきた剣」

という説得力が生まれます。

テクスチャ制作では、PhotoshopやSubstance 3D Painterなどが利用されています。デジタルハリウッド

CGというと「形を作る技術」に目が向きがちですが、リアリティを生み出すためには質感も重要なのです。


リガー|キャラクターを動かせる状態にする仕事

完成した3Dモデルは、そのままでは自由に動かせません。

そこでキャラクターなどに、骨格や動かすための仕組みを設定します。

この工程をリギングといい、担当するクリエイターはリガーと呼ばれます。

人間なら、

肩。

肘。

手首。

指。

腰。

膝。

足首。

など、多くの部分が連動して動きます。

CGキャラクターでも自然な動きを表現するためには、こうした仕組みを考える必要があります。

デジタルハリウッドのCG/VFX分野でも、リガーは卒業後に目指せる職種の一つとして挙げられています。デジタルハリウッド


CGアニメーター|キャラクターに命を吹き込む仕事

モデルが完成し、動かせる状態になったら、今度は実際に動きを付けていきます。

それを担当するのがCGアニメーターです。

例えば、

歩く。

走る。

ジャンプする。

戦う。

笑う。

驚く。

悲しむ。

同じキャラクターでも動き方によって、性格や感情の見え方まで変わります。


「動けばいい」わけではない

人間が歩く動作一つを考えてみても、

足だけが動いているわけではありません。

腕を振る。

身体が上下する。

重心が移動する。

頭もわずかに動く。

こうした細かな動きが組み合わさっています。

さらに、

元気な子どもの歩き方。

疲れた会社員の歩き方。

堂々としたヒーローの歩き方。

では、同じ「歩く」でも表現が違います。

だからCGアニメーションでは、ソフトの操作だけでなく、動きや感情を観察する力も重要になります。


アニメーションが好きな人には面白い分野

「キャラクターそのものを作るより、動かす方が好き」

「映画やアニメを見ると人物の動きが気になる」

「キャラクターに感情を持たせたい」

そんな人は、CGアニメーションに興味を持つかもしれません。

CGGYMでもアニメーションは習得対象となっており、アニメーターは目指せる職種の一つとして案内されています。デジタルハリウッド


エフェクトアーティスト|炎・煙・水・魔法などを作る仕事

ゲームや映画で、

巨大な爆発。

燃え上がる炎。

煙。

雨。

水。

雷。

魔法。

などを見たことがあるでしょう。

こうした視覚効果を制作するのがエフェクトアーティストです。

特にゲームや映画では、作品の迫力や世界観を作る重要な仕事です。


現実にはない現象も作れる

エフェクトの面白さは、現実の現象を再現するだけではないところです。

例えばゲームなら、

青い炎。

巨大な魔法陣。

光の剣。

空間が歪む演出。

など、現実には存在しないものも表現できます。

「この魔法はどんな動きをしたら強そうに見える?」

「爆発した瞬間に、どう光れば迫力が出る?」

といった演出まで考えていきます。


HoudiniやUnityなどが使われることも

CGのエフェクト制作ではHoudiniなどが利用され、ゲーム制作ではUnityなどのゲームエンジン上でエフェクトを制作するケースもあります。デジタルハリウッド

「派手な映像表現が好き」

「ゲームの必殺技を見るのが好き」

「炎・水・爆発などの表現を作ってみたい」

という人なら、エフェクト制作はかなり面白い分野でしょう。


ライティング|光でCGの世界を演出する仕事

CGでは、モデルを作っただけでは魅力的な映像になりません。

そこで重要になるのが光です。

例えば同じ部屋でも、

朝日が差し込む部屋。

真夜中の部屋。

蛍光灯だけが点いた部屋。

夕日でオレンジ色になった部屋。

では、まったく印象が違います。

3DCGでも光の方向や強さ、色などを調整することで、作品の雰囲気を作ります。


光だけで感情まで変わる

明るい光なら爽やかに。

暗い光なら不安に。

暖かい光なら安心感を。

青白い光なら冷たい印象を。

ライティングは単に「CGを明るくする作業」ではありません。

作品の世界観や感情を演出する仕事でもあります。

映画の映像美やゲームの世界観が好きな人なら、ライティングという仕事を知るとCGを見る目が変わるかもしれません。


コンポジター|素材を組み合わせて映像として仕上げる仕事

CG制作では、

CG。

実写。

背景。

エフェクト。

など、複数の素材を組み合わせることがあります。

それらを合成し、一つの映像として仕上げる工程がコンポジットです。

担当する人はコンポジターと呼ばれます。


映画のVFXとも関係が深い

例えば実写映画で、

俳優がいる実写映像。

CGで作った背景。

爆発のエフェクト。

などを組み合わせる場合があります。

ただ重ねれば自然に見えるわけではありません。

色。

明るさ。

影。

質感。

などを調整して、

「最初からそこに存在していた」ように見せる

必要があります。

デジタルハリウッドのCG/VFX分野でもコンポジターやVFXアーティストは職種として紹介されており、NUKEやAfter Effectsなど複数の制作ツールが扱われています。デジタルハリウッド


VFXアーティスト|実写では難しい映像表現を作る

VFXは「Visual Effects」の略で、日本語では視覚効果などと訳されます。

映画やドラマなどで、

現実には存在しないものを映像に登場させたり、

撮影することが難しいシーンを作ったり、

実写とCGを組み合わせたりします。

例えば、

宇宙空間。

巨大な怪物。

崩壊する都市。

SFの未来都市。

などもVFXが活躍する分野です。

「映画の映像制作に関わりたい」という人なら、知っておきたい仕事の一つです。


ジェネラリスト|CG制作を幅広く担当する仕事

ここまで紹介した仕事は、

「モデリング専門」

「アニメーション専門」

など、特定の工程を専門的に担当するスペシャリスト的な働き方です。

一方で、複数のCG制作工程に対応する人をジェネラリストと呼ぶことがあります。

デジタルハリウッドでは、3DCG業務の幅広い作業や知識を持つ人材としてジェネラリストを説明しています。デジタルハリウッド


スペシャリストとジェネラリスト、どちらがいい?

これは一概にどちらが良いとは言えません。

例えば、

「キャラクターモデリングを極めたい」

なら、モデリングを深く学ぶ方向があります。

一方、

「映像を最初から最後まで自分で作りたい」

なら、複数の工程を理解する必要があります。

初心者の段階では、無理に決めなくても構いません。

いろいろ触ってみて、

「この作業をしていると時間を忘れる」

と思える分野を探すのも一つの方法です。


ゲームが好きなら、どんなCGの仕事がある?

ここからは「好きなもの」から考えてみましょう。

ゲーム制作では、

  • キャラクターモデリング
  • 背景モデリング
  • アニメーション
  • リギング
  • テクスチャ
  • エフェクト

など、さまざまなCG技術が使われます。

「キャラクターを作りたい」

ならモデリング。

「キャラクターを動かしたい」

ならアニメーション。

「必殺技や魔法を作りたい」

ならエフェクト。

というように、同じゲーム好きでも興味を持つ仕事は違います。


映画が好きなら?

映画・映像分野では、

  • VFX
  • エフェクト
  • モデリング
  • アニメーション
  • ライティング
  • コンポジット

などの仕事があります。

特に、

「映画の舞台裏を見るのが好き」

「実写とCGがどう合成されているのか気になる」

という人なら、VFXやコンポジットに興味を持つかもしれません。


アニメが好きなら?

アニメ制作でも3DCGは活用されています。

例えば、

キャラクター。

乗り物。

ロボット。

建物。

背景。

群衆。

など。

「アニメが好きだからCGとは関係ない」と考える必要はありません。

2Dと3Dを組み合わせた表現もあり、CGの知識が活かされる領域があります。


建築やインテリアが好きなら?

CGの活躍場所はエンターテインメントだけではありません。

建築CGでは、

住宅。

マンション。

商業施設。

室内空間。

家具。

などを3DCGで表現します。

建物が完成する前でも、

「完成するとこんな空間になります」

と視覚的に伝えることができます。

キャラクター制作には興味がなくても、

「建築が好き」

「インテリアが好き」

という人がCGに興味を持つこともあります。


3DCGの仕事に資格は必要?

CG業界に興味を持つと、

「資格を取った方がいいの?」

と思うかもしれません。

CG制作職については、仕事に就くための法的な必須資格があるわけではありません。デジタルハリウッドの解説でも、資格そのものより制作物をまとめたポートフォリオが採用時に重要になると説明されています。デジタルハリウッド

つまり、

「資格を持っています」

だけではなく、

「私はこんなものを作れます」

と作品で示せることが重要になります。

これはCGをこれから勉強する人にとって、かなり大事なポイントです。


CGを仕事にしたいなら「何を作りたいか」から考えよう

ここまで読んで、

「思っていたより仕事の種類が多い!」

と感じた人もいるでしょう。

その通りです。

だからこそ、

「とりあえずCGの勉強を始める」

より、

「自分は何を作ってみたい?」

から考えてみるのがおすすめです。

例えば、

キャラクターを作りたい

→ モデリング

キャラクターを動かしたい

→ アニメーション

魔法や爆発を作りたい

→ エフェクト

映画のような映像を作りたい

→ VFX・コンポジット

一人で幅広くCG制作をしたい

→ ジェネラリスト

このように考えると、必要なスキルが少しずつ見えてきます。


職種によって学ぶソフトも変わる

ここがCG学習で非常に重要なポイントです。

3DCGでは、

「このソフト一つだけ覚えれば全部できる」

とは限りません。

例えば代表的な制作環境では、

モデリング・アニメーション
→ Maya

細かな造形
→ ZBrush

テクスチャ
→ Substance 3D Painter

エフェクト・シミュレーション
→ Houdini

映像加工・合成
→ After Effectsなど

というように、目的によって使うソフトが変わります。デジタルハリウッド

だから初心者が、

「Mayaも覚えなきゃ」

「ZBrushも必要?」

「Houdiniもやらなきゃ!」

と、最初から全部手を出してしまうと大変です。

まずは目指す方向を決めて、

必要な技術から順番に学ぶ。

この考え方が重要です。


未経験なら、まず一つ作ってみるのもおすすめ

まだ仕事にするか決めていない人なら、いきなり本格的な進路を決める必要はありません。

まずは3DCGソフトに触れて、

簡単な物を作る。

動かしてみる。

質感を付けてみる。

という体験をしてみるのもいいでしょう。

実際に作ってみることで、

「モデリング楽しい!」

と思う人もいれば、

「形を作るより動かす方が面白い」

と気づく人もいます。

反対に、

「思っていた作業とは違った」

と分かることもあります。

それも大切な発見です。


本格的に仕事を目指すなら「作品づくり」まで考える

趣味としてCGを楽しむのであれば、自分の好きなものを自由に作れば問題ありません。

しかし就職や転職まで考えるなら、少し話が変わります。

CG制作職では、ポートフォリオやデモリールなど、自分の制作スキルを示す作品が重要になります。デジタルハリウッド

そのため学習方法を選ぶときにも、

「ソフトの操作を教えてくれるか」

だけではなく、

「最終的に自分の作品を作れるところまで進めるか」

という視点を持っておくとよいでしょう。


3DCGは独学?それともスクール?

ここまで来ると、

「じゃあ、どうやって勉強すればいいの?」

という疑問が出てきます。

3DCGの学習方法は大きく分けると、

独学。

大学・専門学校。

専門スクール。

などがあります。

独学なら、自分のペースで始めやすいのがメリットです。

一方で、

「何から覚えればいいのか」

「自分の作品のどこを直せばいいのか」

などを自分で判断する必要があります。

専門スクールの場合は費用がかかりますが、カリキュラムや質問環境、作品へのフィードバック、就職・転職支援などが用意されている場合があります。デジタルハリウッド

つまり、

「CGを学ぶなら絶対にスクール」

というわけでも、

「独学だけで十分」

というわけでもありません。

目標と使える時間、予算などによって選択肢は変わります。


「全部学ぶ」ではなく必要なCGスキルを選ぶ方法もある

社会人の場合、

「専門学校へ何年間も通うのは難しい」

という人もいるでしょう。

そのため、必要なCGスキルを選んで学ぶ方法もあります。

例えばデジタルハリウッドには、3DCGを学ぶCGGYMがあります。

CGGYMは「3DCGを個別で必要な部分だけ学ぶ」という考え方で、未経験者から経験者まで、目的に合わせて学習内容を選択できる仕組みです。デジタルハリウッド

現在は、

  • 3DCGを総合的に学ぶプラン
  • モデリングを中心に学ぶプラン
  • ゲームエフェクト
  • ZBrush
  • Houdini
  • After Effects
  • テクスチャ

など、目的別の学習方法があります。デジタルハリウッド

これは「CGGYMがおすすめ」という話ではありません。

むしろ大切なのは、

CGにはこれだけ違う専門分野があるから、自分が目指す仕事によって学ぶ内容も変える必要がある

ということです。

自分の方向性が分からない状態なら、まず職種や制作工程を知るところから始めてみましょう。


まとめ|「CGをやりたい」から「何を作りたい?」へ

3DCGの世界には、さまざまな仕事があります。

キャラクターや背景を作るモデラー。

表面の質感を作るテクスチャアーティスト。

動かす仕組みを作るリガー。

キャラクターに動きを付けるアニメーター。

炎や魔法を作るエフェクトアーティスト。

実写とCGなどを組み合わせるコンポジター。

そして複数の工程を幅広く扱うジェネラリスト。

「CGクリエイターになりたい」

というところから始まっても問題ありません。

でも、CGについて知っていくうちに、

「自分は何を作りたいのか?」

を考えてみてください。

ゲームのキャラクターなのか。

映画のVFXなのか。

アニメーションなのか。

迫力のあるエフェクトなのか。

自分がワクワクするものが見つかれば、次に学ぶべきスキルも見えやすくなります。

そして、その次に出てくるのが、

「それって独学でも身につけられるの?」

という疑問です。

3DCGは学べる範囲が広く、ソフトも複数あります。

だからこそ次の記事では、未経験者が3DCGを学ぶ方法をもう少し具体的に見ていきます。

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