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結婚が決まってホッとするのも束の間、結婚後にはさまざまな“手続きラッシュ”が待っています。特に姓の変更がある場合は、公的書類から金融機関、保険やクレジットカードに至るまで、必要な名義変更や住所変更が多数発生します。
この記事では、結婚後に必要な主な手続きの一覧と進め方、注意点を分野別・時系列で解説します。うっかり忘れや手戻りを防ぐために、ぜひ保存版としてご活用ください。
【Step1】まず最初に行う「公的書類の変更」
◯ 1. 婚姻届の提出
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提出先:本籍地または住所地の市区町村役所
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必要書類:婚姻届、本人確認書類、印鑑(自治体により異なる)
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提出日が入籍日になります
◯ 2. 戸籍謄本の取得(本籍が変わる場合)
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旧姓の戸籍は除籍され、新戸籍が作られます
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本籍地が遠方なら、郵送またはコンビニ交付が便利
◯ 3. 住民票の変更
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引越しを伴う場合は転出届→転入届を提出
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夫婦が同一世帯になるように記載(世帯主の指定も必要)
◯ 4. マイナンバーカードの氏名・住所変更
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市区町村役所で手続き。カード再発行までは数週間かかることも
公的書類の変更が完了していないと、以降の名義変更ができないため、最優先で進めましょう。
【Step2】身分証・金融関係の手続き
◯ 5. 運転免許証の名義・住所変更
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住所変更:引越し先の警察署で即日対応可
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氏名変更:住民票などを持参して手続き
◯ 6. 銀行口座の名義・住所変更
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各銀行の窓口にて、結婚後の新姓・新住所で手続き
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通帳・キャッシュカード・印鑑・本人確認書類が必要
◯ 7. クレジットカードの名義変更
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カード会社の会員ページや電話で受付可
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新しいカードが届くまで旧姓カードが使えることも
◯ 8. 保険・年金・税金関連の変更
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健康保険(勤務先または配偶者の扶養へ切り替え)
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年金(扶養内であれば国民年金第3号へ)
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所得税・住民税の配偶者控除の申告も忘れずに
特に健康保険と年金の切替は、会社の人事担当と密に連携を取りましょう。
【Step3】ライフライン・契約サービスの変更
◯ 9. 電気・ガス・水道・インターネットなど
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引越しを伴う場合は、開始・停止の連絡を忘れずに
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名義を夫婦のどちらにするか相談のうえ決定
◯ 10. 携帯電話・各種サブスク(Amazon、Netflix等)
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クレジットカードと連動している場合は、カード変更と合わせて手続きを
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名義変更できない契約は一旦解約・再契約になる場合も
【Step4】生活に関わる手続き・書き換え
◯ 11. パスポート
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氏名変更の場合は新規発行手続きが必要(旧姓のままは使用不可)
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結婚後に新婚旅行を控えている方は、早めに進めましょう
◯ 12. 職場への届け出
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氏名・住所変更、扶養変更の申請、緊急連絡先の更新など
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必要に応じて扶養手当や配偶者手当の支給も検討されます
◯ 13. 郵便局の転居届
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郵便物が旧住所に届かないように転送手続きを実施
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オンライン申請も可能です
【姓の変更をスムーズに進めるためのコツ】
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変更に必要な書類を事前にリストアップしておく
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平日しか対応していない窓口のスケジュール調整をしておく
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新姓の印鑑や名義を先に用意しておく
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夫婦で分担して手続きを進める
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時間がかかるパスポート・マイナンバーは最優先で対応
特に金融系の変更には「旧姓が使えなくなるタイミング」があるため、順序を誤ると面倒になることもあります。
【まとめ】新生活をスムーズに始めるために
結婚後の手続きは一つひとつは簡単でも、数が多くて意外と大変。しかも「順番」を間違えると二度手間になる可能性もあるため、計画的な進行が鍵となります。
この記事をチェックリスト代わりに活用して、スムーズに新生活をスタートさせましょう。
しっかりと整えた環境で、ふたりの新しい人生が気持ちよく始められますように。