もう、自己処理するのは嫌だ!!
皮膚も痛むし、日々のケアがとてもじゃないけど続かない・・・。
「自分は毛深いのでは」と気にしている女性は意外と多くいます。
そんなあなたにまず知ってほしいこと。
体毛の濃い、薄い、多い、少ない、には、私たちの体で分泌されているホルモンが大きく関係し、個人差があるんです。そこで今回、ホルモンについて少し学んでいきましょう。
ホルモンについて
そもそも男性も女性も、男性ホルモンと女性ホルモンの両方を持っています。
体毛には男性ホルモンの働きが影響しています。
テストステロンと呼ばれる男性ホルモンは、 毛穴の奥の毛乳頭、毛乳体に発毛するように指令を出します。すると、毛母細胞という毛を太くする細胞が増殖します。そのため男性の体毛は太く硬くなり、ひげや体毛が濃くなります。
女性でも、男性ホルモンの分泌量が多い人は、体毛の濃さが目立つことがあります。
実は私たちが生まれたばかりの頃は、毛をつくる毛包の量に男女差はありません。
ですが、14歳頃までに男性ホルモンの量がどのように分泌されたかによって、毛包の成長が決まるといわれています。
毛が濃くなってしまう原因である、男性ホルモンが優位の状態は、女性ホルモンのエストロゲンが減少することで男性ホルモンの働きが強く出てしまったり、男性ホルモン自体が増えてしまうことで起こります。
具体的には、主に3つの要因が挙げられます。
(1)年齢
女性ホルモンの分泌が盛んなのが、20代半ばから40代前半といわれています。女性の男性ホルモンの量は一生を通じてそれほど急激な変化がないため、40代半ばから女性ホルモンの分泌が急激に減少することで、男性ホルモンの働きが強く出てしまうことがあります。
(2)ストレス
脳の自律神経を安定させる部位と、脳から卵巣にエストロゲンの分泌の指令を出す部位が近いところにあって、お互い影響しやすいため、ストレスが過剰にかかると、自律神経のバランスが乱れ、影響を受けやすいエストロゲンの分泌も減ってしまうことがあります。
また、ストレスが増えると、副腎皮質でストレスに対抗するために分泌されるホルモンが増えるのですが、そのホルモンが男性ホルモンを増やしてしまう働きもしてしまいます。
(3)コレステロール
エストロゲンの主成分は、コレステロール(脂質の一種)です。脂肪を極端にとらない過度のダイエットをすると、コレステロールも減ってしまうので、エストロゲンの分泌が減ってしまうことがあります。
体毛の種類について
体毛は、発毛に性ホルモンの働きが関係しない無性毛と、性ホルモンの働きが関係する両性毛に分類されます。
無性毛は、まつげ、まゆげ、両腕両脚、側頭部、後頭部に生えている毛のことをいいます。毛が細く、一定の方向に生えているのが特徴です。
両性毛は、ワキ毛や陰毛の下部のことをいいます。
生える方向がバラバラで、毛包の組織が強く、太い毛が生えています。男女ともに太い毛が生えているのが特徴です。
また、男性だけにみられる、性ホルモンに関係した毛を男性毛といいます。ひげや胸毛、背中、手足の硬くて太い毛、陰毛上部、前頭部、後頭部などがあげられます。
女性の毛深さの原因とは
改めて毛深さの原因については、男性ホルモンが影響していますが、なぜ女性の体毛まで、男性ホルモンの働きに左右されてしまうのでしょうか。
私たち女性の体も、卵巣や副腎で男性ホルモンをつくっていて、血液を通して体内を巡っています。この男性ホルモンは、たんぱく質を筋肉に変えたり、皮脂の分泌を促したり、正常な体の働きに欠かせない役割を担っています。
今までの話から、女性ホルモンを増やし、男性ホルモンを減らすことで、毛深さが解消されるのでは?という疑問を持たれた方もいるのではないかと思います。
しかし、そのような単純なことではないのです。
男性ホルモンも、女性の健康な体をつくるために必要なものなので、単純に女性ホルモンを増やすと、他の問題に影響する可能性があります。
女性ホルモンを過剰に増やしてしまうと、乳がんなどのリスクを増やすことにつながるのです。また、多毛症の心配があったとしても自己判断は避け、医師に相談しましょう。
もしストレスなどで体毛が濃くなっているかもと感じたら、崩れてしまったホルモンバランスを正常に戻すために、バランスの良い食生活、十分な睡眠、適度な運動を心がけることが重要です。下記にて具体的に説明します。
(1)ストレスと上手に付き合う
現代社会では、多かれ少なかれ誰でもストレスを抱えてしまうものだと思います。
過度にストレスがかかったときは、ストレスを排除することも大事ですが、日ごろから自分に合ったストレスの解消法をうまく生活の中に取り入れることが大切になります。
友だちとご飯を食べに行ったり、ヨガをするなどのように、“私はこれをすれば気分転換できる”という自分なりの解消法を見つけておきましょう。
(2)食事に気をつける
基本は、規則正しくバランスのいい食事をとるというのが前提です。それに加え、下記の栄養素を意識して取り入れるといいと思います。
大豆イソフラボン:女性ホルモンのエストロゲンと似たような作用をするといわれています。納豆や豆腐などに多く含まれています。
ビタミンB6:エストロゲンの代謝に働きかけるビタミン。マグロやカツオなどの魚類に豊富に含まれています。
ビタミンE:脳から卵巣に働きかけて女性ホルモンの分泌をコントロールしているビタミン。ナッツやアーモンドなどに含まれています。
たんぱく質:卵巣からエストロゲンが分泌されるときに必要なのが、たんぱく質。卵やチーズなどに含まれています。
上記の栄養素がいいからといって、そればかり取り入れて偏った食事になってはいけません。
また、上記を補うという意味で、サプリメントで摂取するのはいいと思います。
ただし、あくまでバランスのいい食事を心がけることが大事になります。
(3)良質な睡眠をとる
睡眠中に成長ホルモンが多く分泌される必要があるため、ぐっすり深い睡眠をとることが良質な睡眠ということになります。
また、脳が興奮した状態になると深い眠りに入りづらくなるため、寝る直前にスマホやTVを見たり、ゲームをするなどは避けたほうがよいでしょう。
ゆっくりお風呂に入ってリラックスし、30分くらいしてから眠りにつくのが、いい状態で眠るポイントです。
ストレスを上手に発散できる趣味などを見つけておくことや、考え過ぎない習慣を身につけましょう。そうすると、自律神経は正常に働くようになります。
毛深さに悩み方に脱毛がおすすめな理由
毛深い方が脱毛をすることは、美容や快適さの観点から多くの利点があります。
まず第一に、脱毛をすることで肌の見た目が美しくなります。毛深い部位から無駄な毛を除去することで、肌が滑らかになり、衣服や水着などを着る際に自信を持つことができます。また、メイクのベースとしても肌のなめらかさが重要であり、脱毛を行うことでメイクのノリも良くなります。
さらに、脱毛によって肌トラブルを軽減できます。毛深い部位は毛穴が詰まりやすく、毛抜きや剃刀を使用することで肌を傷つける可能性があります。しかし、脱毛を行うことでこのようなトラブルを軽減し、肌の健康を保つことができます。
また、脱毛は清潔さや衛生面にも貢献します。毛深い部位は汗や皮脂が溜まりやすく、そこから雑菌が繁殖することがあります。脱毛を行うことで清潔な肌を維持し、ニオイや肌トラブルのリスクを軽減することができます。
総じて、脱毛は美容や健康、快適さの観点から重要です。毛深い方が脱毛をすることで、肌の美しさを引き出し、清潔で健康的な肌を保つことができます。
以上になります。
まず、体毛の濃さにかかわらず、女性として美しくあるために、健康的な生活を心がけ、ホルモンバランスを整えていきましょう。
これらの基本知識を知った上で、脱毛サロンも併用し、自身でもケアを継続することでより効果を最大化することもおすすめです。