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今こそ知るべき、お金のハナシ

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「貯金しなさい」

親、祖父母。必ず言いますよね。
貯金だけじゃ無理なのに。貯金するにも2000万円は必要といわれているのに。

では、なぜ親たちはそのように言うのでしょうか?

お金のことを学ぶ必要がなかった時代の話をしましょう。1960年代〜80年代、今の高齢者世代が社会人のころは、わりと簡単にお金を増やすことができました。というのも、お金を銀行に預けるだけで、今では信じられませんが、預けたお金が増えてたんです。

どういう事かというと、年利が違うんです。

預金金利(30年推移)、低金利はいつから始まったか?: tak-tak-world

金利=お金を貸したときにつく利子

実は、私たちが銀行に預けてるのって、あれ銀行にお金を貸してるんですよ。
その時に利子が付くんです。

例えば、年利=5%の場合は、100万円を1年銀行に預けてたら5万円つけて返すよ~
ってことなんですね。これ、なかなか凄いことで。

団塊世代の方って、現役の時の金利はなんと最大8%近くついてたんです。
そりゃあ、銀行に預けますよね。汗水垂らさず、銀行に預けるだけで年間8万つくんですもの。

だから、おじいちゃんたちは貯金しなさいっていうんです。
まじめに預金さえしておけば、明るい将来の設計ができるんです。

まじめに預金さえしておけば、お金の知識なんていらない。

だから、「貯金しなさい」なんですよね。

じゃあ今は?って話なんですが、金利知ってます?
なんと0.001%。

少しまた昔に戻ってみましょう。
1990年代初頭からは事態は一変したんです。いわゆるバブル崩壊が起こると、景気はどんどん悪化していきました。年ごとにみれば、多少回復する時期もありましたが、経済成長のスピードは確実に鈍化しました。

その結果、銀行の預金金利もあっという間に下落しました。
0.001%というのは、100万円を1年間預けても、増えるお金はわずかに10円(税引き前)なのです。銀行にお金を預けるだけでは、明るい将来の設計などできないことがわかるでしょう。

 

「72の法則」

「72の法則」をっていうのがあるのですが、100万円が2倍の200万円になるのに、
7万2000年もかかってしまうほど、超低金利な時代なのです。

※お金が2倍になるまでの期間を簡単に計算するための数式。
「72÷金利=お金が倍になるまでのおよその期間(年)」

つまり、両親や祖父母と同じことをしてても、お金は増えない
ってことです。

次に、じゃあどうすればいいのかって話ですが、その前に、まずどの世代にも共通する話なのですが、「収入が増えない」という問題があります。

 

収入が増えないという問題

国税庁「民間給与実態統計調査」によると、平成30年(2018年)の平均給与額は約440.7万円。
そのうえ、以前と今では税金の額や消費税の税率も上がっていますし、物価も上昇しています。金額の見た目だけで比べるのには多少無理があります。

次に、労働者の減少、働ける職業の変化の問題。

これは特に今20代・30代の方が気になる問題ではないでしょうか。AI(人工知能)やロボットによって、10〜20年後には約49%の仕事が代替されるという野村総合研究所のレポートが話題になりましたね。仕事がなくなれば、働きたくても働けないという状況になりかねません。働けなければ、当然お金を稼げず、生活ができなくなるでしょう。単に仕事をするだけでなく、AIに取って代わられることのないようなスキルも求められているのです。

さらに、日本の人口の問題も将来に暗い影を落とします。

すでに人口減少が始まっている日本では、これからさらに年金制度を支える現役世代の人数が減っていきます。すると、今の高齢者世代だけでなく、これから年金を受け取る世代の年金の額もどんどん減っていくことが考えられます。
つまり、ぶっちゃけ2000万でたりる話じゃないんです。

それに加えて、子どもの数も急速に減っています。2019年の出生数は、1899年の統計開始以来初めて90万人を割り込み、86万4千人となりました。この産まれた子どもたちが大人になる20年後には、人口減少はさらに進んでいることでしょう。年金だけでなく、経済規模そのものも縮小してしまう可能性があるのです。

さきほどちょこっと言いましたが、「老後2000万円問題」。これ、今更だし足りないんです。
年金のみの収入で過ごす夫婦世帯の場合、20年〜30年の老後に、年金とは別に約2000万円の老後資金が必要になる、というものです。
ぶっちゃけ、税金の増加、年金の受給額の減少。これらを含めると、確実に2000万じゃ足りません。

でも、まずはこの事実を知ることが大事。
何故なら、こうした知識をきちんと持っておけば、これからどのくらいの金額が必要かわかりますし、その額から逆算して、節約・貯蓄・投資などをどのように活用すればいいかまでわかります。

日本ではこれまで「お金の話をするのは“みっともない”」と言われ、お金の勉強が避けられてきた節がありました。しかし、ここまでお読みのみなさんならもう、そんなことは言っていられないという状況はお分かりでしょう。1980年代とは違って今なら、「お金の知識を身につけましょう」と発言しても、反論されないはずです。

是非、これを機会に勉強してみてはいかがでしょうか。

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