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結婚が決まったら、次のステップとして訪れるのが「両家の顔合わせ」。
これは、両親同士が初めて正式に顔を合わせる重要な場であり、今後の家族関係や結婚準備のスタートラインでもあります。
「どこでやるべき?」「誰が準備するの?」「当日はどんな話をするの?」
初めてのことで不安な方のために、この記事では両家顔合わせの準備〜当日の流れまでを完全ガイドとして解説します。
1. 両家顔合わせとは?目的と意味
両家顔合わせは、「結納まではしないけれど、家族同士の親睦と結婚の確認をする場」として、多くのカップルに選ばれている儀式です。
✅ 顔合わせの目的
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結婚を正式に親に報告・了承を得る
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両家の交流と親睦を深める
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今後の結婚準備の進め方を話し合う
✅ 結納との違い
項目 | 両家顔合わせ | 結納 |
---|---|---|
形式 | カジュアル・自由度高い | 伝統的・儀式的 |
場所 | レストラン・料亭など | 基本は自宅 |
内容 | 食事会中心 | 結納品の交換・口上など |
費用 | 折半または新郎側負担が多い | 主に新郎側が負担 |
2. 顔合わせの時期・タイミングはいつがいい?
✅ おすすめ時期
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入籍・結婚式の3〜6ヶ月前
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プロポーズ後〜結婚準備の初期段階がベスト
✅ 避けたい時期
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年末年始やお盆など混雑期
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お互いの仕事やスケジュールが立て込んでいる時期
👉 余裕をもって1〜2ヶ月前から日程調整を開始するとスムーズです。
3. 会場選びのポイントとおすすめスタイル
✅ 会場の選び方
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両家の中間地点で選ぶのが基本
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アクセスしやすく、落ち着いた雰囲気の場所が理想
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個室のあるお店(料亭・和食・ホテルレストラン)を選ぶと安心
✅ 人気の会場タイプ
会場タイプ | 特徴 | 予算感(1人あたり) |
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料亭・日本料理店 | 落ち着きと格式あり | 約5,000〜10,000円 |
ホテルレストラン | サービスが丁寧で安心 | 約6,000〜15,000円 |
洋食レストラン | カジュアルでもOKな場合 | 約3,000〜7,000円 |
4. 両家顔合わせの準備チェックリスト
✅ 事前に決めておくこと(2〜4週間前)
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日程の調整(両親の都合を第一に)
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会場の予約(必ず個室指定)
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費用の負担方法(折半 or 新郎側負担など)
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食事のスタイル(コース料理 or 会席料理など)
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当日の流れと進行役(多くは新郎or新郎父)
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プレゼント・手土産(両家の地元のお菓子など)
5. 両家顔合わせ当日の流れと進め方
基本的な進行パターン(所要時間:1.5〜2時間)
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到着・着席(5〜10分前には到着)
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新郎から開会のあいさつ
→「本日はお集まりいただきありがとうございます。本日は両家の親睦を深める機会となれば幸いです。」 -
両家の自己紹介
→ 名前・続柄・住んでいる地域・仕事・趣味など簡単に -
歓談・食事タイム
→ 趣味・旅行・仕事・出会いのエピソードなどで和やかな雰囲気に -
結婚の報告と今後の予定共有
→ 入籍日・結婚式の予定・新居・姓のことなども確認 -
記念撮影(希望があれば)
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締めのあいさつ(新郎 or 双方父)
→「今後とも末永くよろしくお願いいたします。」
6. 当日の服装マナー|カジュアルすぎず、フォーマルすぎず
男性の服装
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ジャケット+シャツ+革靴のビジネスカジュアルが基本
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ネクタイはあってもなくてもOK(迷ったら着用)
女性の服装
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膝丈のワンピースやスカート+ブラウス
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派手すぎず、控えめなカラーが好印象
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パンツスタイルでもOK(きれいめでまとめる)
両親の服装
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事前に「カジュアル/セミフォーマル」どちらで揃えるか話しておくと安心
7. 手土産は必要?おすすめと渡し方
✅ 持参は必須ではないが、あると好印象
おすすめ手土産 | 金額目安 | 備考 |
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地元の銘菓 | 1,000〜3,000円 | 両家で違うものを持参してもOK |
高級お茶・コーヒーセット | 2,000〜3,500円 | 日持ち・実用性◎ |
季節感のある和菓子 | 1,500〜3,000円 | 縁起の良いものが◎ |
✅ 渡し方
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食事前、着席後のタイミングで
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「お口に合えば幸いです」と一言添えて
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紙袋から出して、両手で渡すのがマナー
8. よくある失敗とNG行動
NG行動 | 理由 |
---|---|
遅刻する | 時間厳守が信頼につながる |
食事中にスマホを操作 | 無礼な印象を与える |
一方的な話・マウント発言 | 両家の温度差を生む原因に |
お金や資産の深堀り | タイミングと表現に配慮を |
相手の家庭の文化を否定 | 地域差・考え方の違いを尊重することが大切 |
9. 両家顔合わせを円滑に進める3つのポイント
① 事前準備を丁寧に
→ 進行表・挨拶文・話題メモを作成しておくと安心。
② 場の雰囲気を和らげる話題を用意
→ 出会いの話・学生時代のエピソード・旅行先などの無難なテーマが◎
③ 感謝の気持ちを忘れずに
→ 緊張していても、「ありがとうございます」「よろしくお願いします」は忘れずに伝えましょう。
まとめ|両家の信頼関係を築く“第一歩”は顔合わせから
両家顔合わせは、単なる儀式ではなく、ふたりの結婚生活を支える家族との「最初の信頼構築」の場です。
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形式よりも「丁寧な配慮」が大切
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会場選び・服装・会話に誠実さを込める
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両家の温度差をなくすために、事前の打ち合わせと段取りがカギ
準備をしっかり整えれば、きっとあたたかい時間になるはずです。
思い出に残る一日となるよう、丁寧に向き合っていきましょう。