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結婚が決まり、両家への挨拶や顔合わせも終わったら、いよいよ「入籍」。
結婚生活のスタートとして、最も大切で正式な手続きです。
「どこに提出すればいい?」「必要書類って何があるの?」「平日しかダメ?」
と疑問や不安を抱える方のために、この記事では、入籍手続きの流れ・必要書類・注意点を一つずつ丁寧に解説します。
1. 入籍手続きの基本ルール
まずは入籍(婚姻届提出)に関する基本情報を押さえておきましょう。
✅ 入籍日=婚姻届の受理日
婚姻届が役所に受理された日が「法律上の結婚日=入籍日」となります。
記念日や語呂の良い日(例:11月22日=いい夫婦の日)を選ぶカップルも多いです。
2. 入籍の流れ【5ステップで解説】
【STEP1】必要書類をそろえる
詳細は後述しますが、「婚姻届」「本人確認書類」「戸籍謄本(本籍地外の役所へ提出の場合)」などが必要です。
【STEP2】婚姻届を記入する
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全国の役所やインターネットで様式を入手可能(コンビニでも一部取得可)
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記入例を見ながら丁寧に・間違いなく書く
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証人(20歳以上2名)の署名・押印が必要
【STEP3】提出先の役所を決める
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本籍地 or 住所地(どちらかの) or 一時滞在地の市区町村役所でOK
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平日・土日祝の提出可(※時間外受付の有無は事前に確認)
【STEP4】提出・受理される
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不備がなければその場で受理 → その日が入籍日となる
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内容に不備があると「不受理」となるので注意!
【STEP5】婚姻届受理証明書を発行してもらう(必要な人のみ)
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銀行口座名義変更や保険の手続きなどに使うことも
3. 必要書類一覧【提出前に必ずチェック】
書類名 | 説明 | 備考 |
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婚姻届 | 役所で入手 or ダウンロード可 | 証人2名の署名が必要(20歳以上) |
戸籍謄本 | 本籍地以外の役所に提出する場合のみ必要 | 1人分でも必要 |
本人確認書類 | 運転免許証・マイナンバーカードなど | 役所での本人確認に使用 |
印鑑(任意) | サインでOKな自治体も増加中 | 念のため持参がおすすめ |
4. 婚姻届の書き方でよくあるミス&注意点
✖ 名前のふりがなをカタカナで書いていない
→ ふりがな欄はすべてカタカナで記入が必要です。
✖ 旧姓・新姓の記入欄を間違えた
→ 夫婦どちらの姓にするか、話し合ってから記入
✖ 証人の署名が漏れていた
→ 20歳以上の知人や家族ならOK。2名必要です。
✖ 訂正の仕方が不適切だった
→ 修正テープNG。二重線+訂正印が必要な自治体がほとんど
5. 婚姻届の提出先と受付時間について
✅ 提出できる場所
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本籍地の役所
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住民票のある住所地の役所
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一時滞在地(ホテル・帰省先など)でも可
※例:「旅行先で入籍」もOK(事前に役所へ相談しておくと安心)
✅ 提出可能な時間帯
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平日:8:30〜17:15(通常受付)
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夜間・休日:時間外窓口で受付可能(ただし書類確認は後日)
👉 時間外提出の場合は、後日「受理」されてから正式な入籍日になるので、不備がないよう念入りに準備を。
6. 入籍後に必要な手続きもチェック!
入籍が済んだら、次に控えるのがさまざまな名義変更や届け出関係の手続きです。
手続き項目 | 対象者 | 主な変更内容 |
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住民票の変更 | 夫婦ともに | 世帯主の変更・続柄追加など |
健康保険・年金 | 勤務先 or 市役所 | 被扶養者手続きなど |
銀行口座・クレジットカード | 姓の変更がある方 | 名義変更手続きが必要 |
パスポート・運転免許証 | 姓や本籍が変わる場合 | 本籍地記載の戸籍が必要 |
携帯電話・通販・サブスク | 双方 | 契約名義や請求先の変更など |
👉 すべてを1日でやろうとせず、リスト化して1週間〜10日で計画的に進めるのがコツです。
7. 婚姻届は「記念」にもできる?オリジナル届出も人気!
近年では、「記念日感」を大切にするカップルの間で、デザイン婚姻届が人気です。
✅ オリジナル婚姻届とは?
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フリーのデザインテンプレートを印刷して提出(役所によって可否あり)
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ゼクシィや市区町村公式で限定デザインを配布していることも
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コピーを保存して、額装して記念にするカップルも多数!
8. よくある質問(Q&A)
Q. 役所に2人で行かなければいけない?
→ 書類が完璧であれば、どちらか1人でも提出OKです(ただし本人確認書類は必要)。
Q. 婚姻届の証人は誰にお願いすればいい?
→ 親・兄弟・友人など、成人していれば誰でもOKです。カップル共通の知人が人気。
Q. 入籍日は自由に決められる?
→ 提出した日がそのまま「入籍日」になります。日付を指定したい場合は、その日に提出する必要があります。
まとめ|入籍はふたりの第一歩。手続きは“丁寧に・確実に”
入籍は法的な結婚を成立させる最も大切な手続き。
一生の記念日にもなる日だからこそ、準備と確認を丁寧に進めて、スムーズに迎えることが大切です。
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必要書類を事前に揃える
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記入ミス・不備がないかダブルチェック
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提出先の役所と受付時間を確認
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入籍後の名義変更や届け出も忘れずに!